仮想通貨の取引手数料がマイナスってどんな意味?
仮想通貨の取引手数料がマイナスだと、取引のたびに手数料がもらえる
仮想通貨の取引手数料がマイナスになっていると、取引が発生するたびに手数料をもらえます。つまり、仮想通貨取引量が増えれば増えるほど、手数料が加算されるということ。2018年6月現在、仮想通貨の手数料をマイナスとしている取引所は多いでしょう。
全ての仮想通貨の取引手数料がマイナスとは限らない
仮想通貨の取引手数料がマイナスになっているかは、仮想通貨の種類によって異なります。同じ取引所で仮想通貨取引を行う場合でも、A通貨の取引手数料がマイナス。B通貨の取引手数料がプラスというケースもあります。そのため、仮想通貨を選択するときは手数料を確認したうえで取引しましょう。
取引所によっては、仮想通貨手数料がマイナスではないケースがある
仮想通貨手数料がマイナスになっている場合もあれば、プラスになっている場合もあります。仮に、A通貨の取引を行うときの手数料が、A取引所では手数料がマイナスになっていたとしても、B取引所ではプラスになる場合もあります。同じ種類の仮想通貨でも、取引所によって手数料が異なるため気を付けましょう。
仮想通貨手数料がマイナスだと、どのぐらいの恩恵が期待できる?
パターン1.取引手数料マイナス0.01%
仮に、A通貨10万円分の取引を行った場合の計算は、「10万円×0.01%」で10円です。つまり、同じ取引を100回行えば手数料だけで1,000円のプラスになるということです。A通貨の取引金額が100万円であれば1回の取引で100円、取引金額が1,000万円であれば1回の取引で1,000円プラスです。
パターン2.取引手数料マイナス0.05%
仮に、A通貨10万円分の取引を行った場合の計算は、「10万円×0.05%」で50円です。つまり、同じ取引を100回行えば手数料だけで5,000円のプラスになるということです。A通貨の取引金額が100万円であれば1回の取引で500円、取引金額が1,000万円であれば1回の取引で5,000円プラスです。
パターン3.取引手数料マイナス0.1%
仮に、A通貨10万円分の取引を行った場合の計算は、「10万円×0.1%」で100円です。つまり、同じ取引を100回行えば手数料だけで1万円のプラスになるということです。A通貨の取引金額が100万円であれば1回の取引で1,000円、取引金額が1,000万円であれば1回の取引で1万円プラスです。
仮想通貨取引手数料がマイナスでも損失が生まれるパターンとは?
1.仮想通貨取引でたくさん損失を出す
仮想通貨取引でたくさん損失を出した場合は、仮想通貨取引手数料がマイナスでも損失は出てしまうでしょう。仮想通貨取引で、100%利益が出るということはほとんどありません。なお、仮想通貨取引で損失が出るパターンには、下記の内容があります。
チャートの読み方を間違っていた
チャートとは、仮想通貨の値動きなどが記載してあるグラフなどのことです。チャートの読み方にはいろいろな種類があります。「ゴールデンクロス」、「デッドクロス」など、いろいろなサインを見極めながら取引を行うのが通常です。
ただ、チャート上で値上がりのサインが発生したとしても値下がる場合もあります。また、仮想通貨の値動きについていけなかった場合も、損失が発生する確率は上がるでしょう。
世界情勢が不安定になり値動きを読めなかった
世界情勢が不安定になると、ちょっとしたニュースが流れただけで仮想通貨の値動きが不安定になることも。大規模な不況、貿易摩擦、戦争など、いろいろな原因があります。年によって、世界情勢が良くなったり悪くなったりするため気を付けましょう。
感情的になった
理性で感情を抑えられなくなった人も、損失が発生しやすいでしょう。とくに、何度か損失を出してしまい負けた分を取り戻そうと思い、ムキになりながら何度も仮想通貨取引に参加する人は要注意です!
冷静にチャートやファンダメンタルを読みとれず、仮想通貨取引での損失が増えるケースもあります。普段から「自分の読みは合っている」と思い込みが激しい人は、注意しながら取引を行いましょう。
2.買いと売りのスプレッド差が激しい
スプレッド差とは、仮想通貨を買うときと売るときに生じる値段の差を指します(同一の仮想通貨において)。例えば、C取引所でB通貨を買うときの値段が10万円で、売るときの値段が10万1,000円だとすれば、スプレッド差は1,000円ということになります。
つまり、ポジションを持った段階で1,000円の損失が発生していることになるのです。スプレッド差及び通貨量が大きくなるほど、ポジションを持った段階での損失額は増えるため気を付けてください。
3.仮想通貨取引手数料がマイナスになる期間が終わった
仮想通貨取引手数料は、一生涯マイナス手数料になっているわけではありません。なかには、期間限定で実施しているケースもあります。これに気付かず、仮想通貨取引手数料を行なった場合も、計算が狂い損失が出る確率も上がるでしょう。急遽、手数料マイナスキャンペーンを終了するケースもあるため気を付けてください。
4.取引所ではなく販売所で購入した
取引所ではなく、販売所で仮想通貨を購入して取引を行っている場合も、損失が発生しやすくなるでしょう。なぜなら、取引所よりも販売所で仮想通貨を購入する方が、割高になるケースがあるからです。場合によっては、取引所での販売価格と比べ3%以上高いケースもあるため気を付けましょう。
仮想通貨取引所を選ぶコツ
1.取引が活発に行われている
活発に取引が行われている場所を選びましょう。取引が活発な場所だと、仮想通貨の数値も動きやすいです。動きが活発になれば、その分利益を狙うチャンスが増えるためおすすめです。ただし、取引が活発すぎて値動きについていけなくなるケースもあります。急激な値動きによって、大損失を被る場合があるため気を付けましょう。
2.セキュリティ面がしっかりしている
セキュリティ面がしっかりしている取引所を選ぶのも大事です。なお、セキュリティがしっかりしているか選ぶときには、下記のことを意識しましょう。
ハッカー被害に遭ったことはないか?
ハッカーの被害に遭っていないか確認しましょう。1度、ハッカー被害に遭った取引所は、2度・3度遭う確率があります。1度ハッカー被害に遭っているため、セキュリティ面に力を入れているとは思いますが口座へ預ける金額は少額にした方が良いでしょう。間違っても、生活費の一部を預けることだけはしないでください。
セキュリティソフトは何を使用しているか?
どんなセキュリティソフトを使っているか確認するのも大事です。仮想通貨取引所の公式サイトに、使用しているセキュリティソフトが記載されているケースもあります。なかには、複数のセキュリティソフトを使っており、ハッカー被害に備えている場所も増えてきました。
ただ、セキュリティソフト名を見てもどれだけの効果があるか、把握できない人もいるでしょう。その場合は、インターネットで検索したりセキュリティソフトに詳しい人へ聞いたりすると概要を把握できるため実践してみてください。
3.仮想通貨の種類が多い
仮想通貨の種類が多い取引所を選ぶのも大事です。なぜなら、種類によって取引手数料、値動きの仕方が異なるからです。人によって、相性の良い仮想通貨の種類は違います。仮想通貨の種類が多ければ、相性が良い仮想通貨を発見できる確率が上がるため利益も生まれやすいです。ただ、さきほども述べたとおり、取引所によって取引手数料は異なります。仮想通貨の種類によって取引所を使い分けるのもひとつの手です。
4.入出金がラク
入出金がラクな取引所を選ぶのも良いでしょう。具体的には、「取り扱い金融機関の種類が多い」、「入出金ともに、着金までの期間が短い」、「パソコン、スマホからの操作がラク」などです。入出金がラクだと、仮想通貨取引を効率的に行うアシストをしてくれるはずです。取引所によって、操作方法なども違うため試してみてください。
5.対応が早い
取引所へ疑問点を問い合わせたときに、対応が早い取引所を選ぶのもおすすめです。数日間かかるケースもあれば、即日対応している場合もあります。電話・メールだけではなく、「AIチャット」で対応している取引所もあります。ただ、土日祝日は対応していないケースが多いので気を付けましょう。