気になる仮想通貨の手数料。ランキングからみる人気と使いやすさ

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2018.07.26

仮想通貨選びでポイントとなる手数料とは

手数料にも種類があるのは銀行と同じ

「取引手数料無料」という宣伝をみれば、お得な気分になり飛びつきたくなってしまいます。仮想通貨の各銘柄、つまり取引所にも手数料の設定があります。仮想通貨の手数料も銀行の手数料と同じで、設定された手数料は違いが大きく、仮想通貨選びのポイントになることもあり得ます。

取引手数料がリーズナブルにみえていても、積もり重なれば高額になったり、無料という宣伝につられてしまっても使用時に頻繁に手数料がかかったりしては、お得な気分は減少してしまうでしょう。定額であっても無料であっても、どんなときに手数料が発生するのか、手数料の特徴をしっかりと押さえておくのはおすすめです。

仮想通貨の取引手数料とは?

仮想通貨の取引では、投資や商品の購入、海外への送金などさまざまな活用ができます。しかし、仮想通貨の銘柄によっては、取引金額や回数によって、手数料が必要になります。標準的な仮想通貨取引所には、4種類の手数料が設定されています。

  • 預入・払出手数料
  • 入出金手数料
  • 購入および取引手数料
  • レバレッジ取引手数料(FX取引の際に発生する手数料)

4つの種類の手数料とともに、どのようなときに発生する手数料なのか、チェックしておきましょう。

いつ必要になる4つの手数料?ランキング上位の手数料は?

預入・払出手数料

登録済みのご自分の取引所へ、仮想通貨を入れる・出す場合に必要となる手数料で、ウォレットへの預入・払出の際に発生します。もちろん、各仮想通貨取引所が設定するので、必要となる手数料もそれぞれ異なるのが一般的です。

預入・払出手数料は無料、また仮想通貨を使用するユーザーが決めることもできる取引所、0.001BTC使用時に有料などがあります。さらに、マイナー報酬ともいえる預入・払出手数料ですから、手数料の設定金額が高ければ高いほど、送金は早く先方に到着するものです。

日本の主要仮想通貨取引所6か所において、預入手数料のランキングをチェックすると手数料無料が2か所、払出手数料はマイナー手数料のみが1か所、または0.0004BTC~0.001BTCの料金がかかる取引所は3か所となっています。預入・払出手数料の場合は、有料であってもリーズナブルなものが多く、重視する必要はない手数料のひとつといえるかもしれません。

入出金手数料

銀行振込やネットバンクからの振込、Pay-easyやコンビニ決済の際に、短期間での送金を希望する場合は、手数料が異なります。クイック入金であれば3つの取引所で無料、手数料が必要となる場合でも324円~794円ほどです。出金のときには、人気のある仮想通貨取引所でも無料は3つ、手数料が必要な場合でも324円~756円となっています。

購入および取引手数料

仮想通貨を使用する主な目的にもなる商品の購入、つまり売買の取引で必要になる手数料があります。取引所を使ってユーザー同士が払う手数料でもあり、そして企業の販売所との取引の際にも発生します。また、ビットコインとあるとコインでも変わってくるものです。

企業の活用する販売所の場合は、高めに設定されている手数料も、取引所経由でユーザー同士が購入する取引ならリーズナブルな料金が設定されているものです。預入・払出手数料と同じように、主要な仮想通貨のランキングをみると、無料なのは1か所のみでほかの取引所では-0.05~0.01に設定されています。つまり、使えば使うほど、取引をすればするほど、手数料をもらえることがあるのです。

レバレッジ取引手数料(FX取引の際に発生する手数料)

仮想通貨取引所でレバレッジ取引を使用するときにも、手数料が発生します。通常は、売買が成立しないと値段がつかないものですが、小さな資金でもレバレッジを効かせることで3~5倍の取引も可能になります。主要な仮想通貨取引所のランキングを見てみると、3か所では無料、他の取引所ではFX取引の際に0.035~0.039%程度の手数料が必要です。

FX取引などを行いたい場合や既に進めているときは、初心者のレベルではありません。いかに仮想通貨を利用して儲けるか、価値ある使い方を考えることのできるプロフェッショナルなレベルといえます。このくらいになれば、手数料のランキングを気にすることはないかもしれませんね。

海外への送金では仮想通貨を活用する断然お得!

銀行の送金手数料と仮想通貨の手数料の違い

銀行を利用して海外送金を行うと、送金手数料には為替手数料、中継手数料、そして受取手数料が必要となります。1ドル1円の外国為替手数料がかかるとすると、1,000米ドルの送金に5,000~6,000円程度の手数料がかかることもあるのです。

しかし、仮想通貨はもともとが外資のようなもの。そのため、海外のユーザーとの取引や仮想通貨を使った送金の場合であっても、取引をする双方のユーザーが口座を持っているので、決済を進めることが可能です。そのため、銀行や銀行が必要とする送金手数料・為替手数料・中継手数料・受取手数料が不要になります。

海外送金ならこれからは仮想通貨を!

仮想通貨の取引所や銘柄によっても異なりますが、日本円で送金手数料を試算してみると以下のようなケースがあります。

  • 100万円で1,000円
  • 20万円で200円
  • 10万円で100円
  • 5万円で50円

海外では、仮想通貨の使用は投資よりも、海外送金のためともされています。送金手数料の相場は、ほぼ同じものです。海外納金の安さで選ぶなら、海外送金手数料無料という銘柄も存在します。しかし、操作の複雑さも関係してしまう仮想通貨の送金には、海外送金手数料を使用しても使用価値は上がります。

人気ランキングに上がる仮想通貨取引所の手数料から選ぶべき?

ランキングに上がる仮想通貨は手数料が安い!?

「仮想通貨の手数料はどこが一番安いのか」と考えるとき、公式サイトで手数料を確認すれば比較検討した安い料金を見つけることができます。しかし、何のために仮想通貨取引所を使用するのか、という点がポイントとなります。

預入・払出や入出金でしか手数料を必要としないのか、海外の送金などの取引手数料が必要か、FXの取引に必要となるレバレッジ取引も行うかが関係しています。そのため、無料の手数料だけをチェックするのでなく、ランキングに上がりやすい人気のある仮想通貨であっても、取引所や各銘柄の手数料をチェックしましょう。

人気と使いやすさも要チェック!違う仮想通貨の手数料

もうひとつのポイントは、「手数料無料」という宣伝に対して、簡単な操作で使用できるのか、無料になっても送金が遅すぎるとか、送金に手間がかかりすぎるというのは避けたいもの。手数料の安さや無料につられてしまうよりも使用頻度と仮想通貨を使っていきたい目的を考えることがおすすめです。

日本円や国内の仮想通貨取引所のみであれば、多くの場合さまざまな手数料が無料として取引を開始できます。ときには、マイナーへの手数料のみはユーザーが負担するものも存在しますが、リーズナブルな料金で設定されていることも特徴です。

さらに、送金の手段として仮想通貨を使用することが多くても、入出金という機能を頻繁に使用することは少ないかもしれません。そこで、どのように仮想通貨を使用したいのかが決まると、入出金手数料が無料の銘柄を一旦使用し、振込入金などが増えてきた時点で、他の銘柄に変えることもできるでしょう。

途中で仮想通貨の取引所を変えるのには抵抗があるという場合や初めてだったり、何から始めたらいいかわからなかったり。仮想通貨取引を計画していても、さまざまなスタイルがあります。

この場合は、取引量が多く、さまざまな取引に対応でき、購入から投資やFXまで一通りのプランに対応できるバランス型取引所などもおすすめです。ランキングは参考として良い情報になりますが、使用頻度や使いたい目的を考えて仮想通貨を選ぶのが最適といえるでしょう。

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