仮想通貨のエアドロップとは何?準備するものを紹介!

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2018.07.26

仮想通貨のエアドロップについて見てみよう

仮想通貨のエアドロップとは、無料で仮想通貨をもらえるイベント

仮想通貨を無料配布する催しを「エアドロップ」と呼びます。メジャーな仮想通貨を発行していない会社が行っているケースが多いです。仮想通貨によっては、エアドロップに力を入れすぎて仮想通貨発行会社の財政状態が悪化する場合もあります。

仮想通貨発行会社がエアドロップを行うメリット

無料で仮想通貨を発行していると、仮想通貨発行会社が損失を被るイメージはないですか?しかし、エアドロップは仮想通貨発行会社にとってメリットがあるため行われているのも事実。どんなメリットがあるか見てみましょう。

1.自社の宣伝活動につながる

エアドロップで仮想通貨を配布すると、いろいろな投資家の元へ仮想通貨が渡されるため自社の仮想通貨を広める宣伝活動としてピッタリです。仮に、テレビCMなどで宣伝するとなれば、数百万円、数千万円の広告宣伝料を支払わなければならない場合もあります。

無料で仮想通貨を配布するだけだと多額の広告宣伝料を支払う必要はありません。しかも、仮想通貨をいろいろな人に配布した結果、仮想通貨のプログラム内容も知ってもらえるため安い費用での宣伝効果が期待できるのです。

2.ユーザーのデータを手に入れられる

ユーザーにエアドロップを利用してもらうためには、個人情報などを入力してもらうケースが多いです。「どの世代の人がエアドロップを利用しているか?」、「男女どちらに利用者が多いか?」などのデータも手に入ります。それらのデータを基にして、仮想通貨の改良に生かしている仮想通貨発行会社もあります。

3.仮想通貨取引が中止されている国でも、流通させられる

仮想通貨取引が中止されている国でも流通できるため、いろいろな国へ仮想通貨を広められるのです(一部例外アリ)。投資家のなかには、実際に仮想通貨取引ができずエアドロップばかりで仮想通貨を手に入れている人もいます。

投資家がエアドロップに参加するメリットとは?

無料で仮想通貨が手に入る

一番のメリットは、無料で仮想通貨が手に入ることです。仮に、出資金がない人でも仮想通貨をGETできるチャンスがあるということ。ただ、仮想通貨発行会社によっては、自社の口座に「残高○○円以上持っている」人など、条件が設定されている場合もあるので気を付けてください。

ICOと比べ詐欺に遭ったときの被害が少ない

ICOと違いエアドロップでは投資家がお金を支払う必要はないため、詐欺被害に遭ったとしても被害額は小さくて済むでしょう。ただし、エアドロップの詐欺案件でも多少は被害に遭うケースもあります。最終章では、エアドロップに参加するときの注意点も記載してあるので参考にしてみてください。

いろいろな種類の仮想通貨を気軽に手に入れられる

エアドロップが行われる仮想通貨が増えれば、いろいろな種類の通貨を手に入れるチャンスが訪れます。よって、仮想通貨の特徴を知るチャンスも増えるということです。世界的にメジャーでなかったり、通貨の値段が安かったりする場合、自社の仮想通貨の価値を上げようとエアドロップを実施する会社もあります。

ただ、エアドロップの期間は短期間であることも多いため、SNSなどで日頃から情報を仕入れましょう。また、投資家同士で情報を共有しているケースもあるため、活用してみてください。

エアドロップのときに準備するモノとは?

1.メールアドレス

メールアドレスの登録は必要です。なお、メールアドレスを登録するときは下記の内容に気を付けましょう。

受信拒否になっていないか見る

メールアドレスによっては、登録されていないアドレスからメールが届いた場合「受信拒否」になっているケースもあります。その場合、エアドロップに応募しても概要についてのメールが届くことはありません。エアドロップに参加するときは、全てのメッセージを受信できるアドレスを利用しましょう。

携帯電話用のメールアドレスが使えるか確かめる

携帯電話用のメールアドレスでの登録を考えている人は、パソコン用のメールアドレスに変える必要がないか確認しましょう。仮想通貨発行会社によっては、パソコン用のメールアドレスしか受け付けていないケースもあります。また「フリーメールのアドレス」を禁止にしている場合もあるため、その部分も確認したうえで登録しましょうね!

2.チャットアプリ

エアドロップに参加するときは、チャットアプリが必要になるケースもあります。チャットアプリは、各仮想通貨によって使用できるアプリは異なるため、エアドロップを応募する前に確認しましょう。

3.ウォレット

ウォレットとは仮想通貨を保管する財布のようなもので、各ウォレットによって保管できる仮想通貨量・種類も異なります。無料で手に入るウォレットもあれば、有料の場合もあるため要注意。また、ウォレットの種類によって、セキュリティの強さも多少違います。なお、主なウォレットの種類は下記の通りです。

ハードウエアウォレット

ハードウエアウォレットは、パソコンに接続して利用するウォレットです。利用するときは、小型の機具をパソコンに接続させて、オフライン上で利用するケースが多いです。壊れたときは多少手間もかかりますが、オンラインではないためハッカー被害に遭う確率も低いでしょう。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットは紙上でデータを保管するウォレットです。仮想通貨を移動させるときは紙面上に記載してあるデータを入力してから送金できます。紙面上のキーを入力しないと仮想通貨を送金できないため、ハッカー被害に遭う確率は低いです。ただ紙を紛失すると仮想通貨の送金ができなくなるため、金庫などに入れて厳重に保管しましょう。

ローカルウォレット

ローカルウォレットは、パソコンorスマホにアプリをダウンロードして利用するタイプです。オンラインでもオフラインでも利用できるため、ケースバイケースに応じて選べます。ウォレットのダウンロードをしてある電子機器からしか利用できません。しかし、オフライン上で行えばセキュリティ面の信頼度も高くなるため使いやすいはずです。

エアドロップに参加するときの注意点

1.詐欺被害の場合がある

エアドロップは、詐欺目的で実施しているケースがあります。一番の理由は、個人情報の取得です。電話番号やメールアドレスだけではなく、名前、年齢など入力内容が全て分かります。悪質な会社ともなると、銀行の口座番号やパスワードなどを質問されるケースも…。それを教えた結果、自身のお金をだまし取られる場合があるため気を付けましょう。

2.仮想通貨の値段が上がるとは限らない

エアドロップで仮想通貨を手に入れたからといって、値段が上がるとは限りません。いくら、エアドロップのときに発行した枚数が多かったとしても、その後仮想通貨の需要が高まらなければ下がります。また、仮想通貨発行会社が倒産したり、仮想通貨の発行を停止したりすると価値がなくなる羽目に…。一獲千金できるほど、甘いものではないことを頭の中に叩き込んでおきましょう。

3.メールアドレスは悪用されても影響がないものを入力する

メールアドレスは他人から悪用される恐れもあります。そのため、悪用されても影響がないメールアドレスを登録しましょう。とくに、オンライン上でログインすれば閲覧できるフリーメールを使う予定の人は要注意。

どのパソコン(スマホ)からでも閲覧できるため、他人にメールの内容を盗み見される恐れもあります。さらに、メールを読むときに使うログインIDとパスワードを忘れるとメールの内容を閲覧できなくなる恐れも…。自身の資産を守るためにも、注意してください。

4.仮想通貨が配布されないケースもある

エアドロップを募集してしても仮想通貨が配布されない場合も…。仮想通貨発行会社側の「システムエラー・業績悪化」によって配布しないケースも存在しますが、はじめから仮想通貨を配布する気がないのにエアドロップを実施している会社もあります。

エアドロップの詐欺情報にダマされないために、SNSなどを使って情報を集めましょう。ときには「仮想通貨名を変えて何度もエアドロップを行っている」情報が載っている場合もあります。さらに、仮想通貨の投資家によっては詐欺情報に詳しい人もいるので専門家の意見を参考にしてみても良いかもしれませんね。

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